■2002/01/19(土) 妄想など。

ゾロはいつも遠くを見ていて
デッカイ目標に夢中で
どんな逆境にも動じないで・・・。

俺はこいつの目をもっと自分に向けさせたい。

「お前の夢は世界一の剣豪になることだよな?」
「・・・ああ。」
「それ以外は無ぇのか?」
「・・・それ以外は無ぇ。」

俺は常々ゾロをいじめてやりたいと思っている。

「でも、その夢を断念しなきゃなんねぇ時が来るかもしんねぇよな。」

「・・・ああ。死んだらな。」

こうしてわざと意地悪な質問をしても、結局哀しい思いをするのは俺の方だ。

クソムカツク。

「俺、お前の事、好きなんだけど。」

「はぁあああああっ???」

そうそう。これこれ。この反応。

ゾロはいつも遠くを見ていて
デッカイ目標に夢中で
どんな逆境にも動じないで・・・。

この手の話題には簡単にペースを乱しやがる。
今、こいつは俺の事で頭がイッパイなハズだ。

クソ面白ぇ。

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サンジの言ってる事はいつも意味がわからねぇ。
どういう意味か、と聞いても
更に意味がわからない言葉が返ってくるだけだ。

だから、何も考えないようにしている。

「お前の夢は何だ。」とか
「それ以外は無いのか。」とか聞いてきやがる。

俺は言葉の通りの意味しかわからねぇから
「俺の夢は世界一の剣豪になることで、それ以外は無ぇ。」と答える。
当たり前だ。
当たり前の答えに、俺自身は何も感じねぇ。

だのにサンジは色々と勝手に感じ取ってるらしく、複雑な顔をして聞いている。

俺には全くわからねぇ。
どうせ考えても無駄だ。
サンジの事はわからねぇ。それでいい。
何もわからねぇ。・・・わからねぇ。

それからあいつは俺のことが好きだとほざきやがった。

勘弁してくれ。
俺を混乱させるのはやめてくれ。

ったく、面倒くせぇ。

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