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それなりにイベントに参加する気はあったのですが
中に入ると独特の空気にやられてしまい
強い意志を持たない者は、前に進むことを許されないような
圧力を全身で感じました。
友人のスペースに着いた時には魂が半分無くなってました。
喋るエネルギーすら残ってない私に居場所は無く
午後２時くらいにはビッグサイトを後にしました。
こんな私は夏コミに参加したと言えるのでしょうか。
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タクシーでホテルまで帰ったのですが
（タクシーに乗るにも20分くらいは並びました）
タクシーの運転手さんとの話が楽しくて
喉が痛いのにたくさん話してしまいました。
「大きいイベントがあるのを知ってて、ビッグサイトに来たんでしょ？」
と私が聞くと運転手さんはこう答えました。
「ここのお客さんは必ず橋を渡るから2000円は超えるんだけど、
渋滞にひっかかると効率悪いんだよね。
お盆はタクシーが少ないから、かえって中の方が
お客さんがすぐ掴まったりするんだよね。
銀座ぐらいで１メーターのお客さんを何度も乗せてる方が
稼ぎが良かったりするんだけど、面倒だからこっちに来ちゃうんだよねー。」
…と、渋い話題で盛り上がりました。
運転手さんはコミケには詳しくないようでしたが、
以前に乗せたお客さんで自分の在庫を売りつけてきた人が居たそうです。
「薄っぺらいのに1000円もするんですよー。
いや、安くても買いませんけど。丁重にお断りしました。」
そんな人は珍しいので、コミケ参加者がみんなそんなんじゃない、と
弁明しておきました。
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